俊輔が北京での爆発的成長求める

- セルティックMF中村は日本出発直前に携帯電話で話し込む
セルティックMF中村俊輔(30)が、北京五輪代表の台頭を期待した。18日にオフを終え、チーム合流のため渡英。出発の空港ロビーで、五輪世代の爆発的成長を求めた。9月に始まるW杯アジア最終予選の長い戦いには、イキのいい個性的な新戦力が必要との考えから。同世代トップクラスがそろう北京五輪でもまれることで、反町チルドレンがA代表でも頼れる存在になることを望んだ。
イキのいいヤツ、出て来いや! 成田空港の出発ゲート前。北京五輪開幕を前に日本を離れた中村俊は、反町チルドレンに“伝言”を残した。「オレの時は五輪世代のうちに、フル代表にもっと入っていたよね。今が一番伸びるときなんだから、もっとどんどん上がってきてほしい」。
もっとやれるはず、という思いがある。中村や中田英、柳沢らの00年U-23日本代表は、ほとんどがシドニー五輪本大会終了を待たずに、飛び級でA代表をジャックしていた。「あのくらいの年のヤツは、勢いがついたら止められないから」。A代表では脇役止まりの現五輪代表が、同世代最強国が集う北京で健闘すれば「勢い」がつくはずとの期待だ。
突き上げがなければ、兄貴分も苦戦する。9月から始まるW杯最終予選。10カ月をかけ8試合を戦う長丁場だ。時には大量点を狙ったり、時には守りきって引き分けに持ち込むなど、状況によって柔軟に対処する必要が出てくる。
「トルシエの時は、点を取りにいくときは本山、守るなら明神を交代で入れるとか、いろいろ選択肢があった」と中村は振り返る。若くてイキのいいカードがそろっているかが、W杯本大会進出のカギ-。すでに最終予選のシミュレーションに余念のない日本の司令塔は、そうにらんだ。
共存できる自信もある。今後も代表への試合直前合流が多くなるが「オレは大丈夫。その時3-5-2だろうが、4-4-2だろうが問題ない」と断言する。日本代表では4人の監督の下、多くの選手とプレー。選手の入れ替えが激しい、欧州クラブを渡り歩いた。新顔が来ても、すぐに連係を取れるだけの経験はある。だから世界でもまれて、フル代表にのし上がって来い-。中村俊はメダルと同じくらい、後輩たちの台頭を心待ちにしている。【塩畑大輔】
[2008年7月19日9時17分 紙面から]
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