なでしこ米国戦CB池田!主将ライン統率
指揮官が先発を漏らしちゃいました-。サッカー日本女子代表の佐々木則夫監督(50)が、9日の米国戦を前にDF池田浩美(32=TASAKI)の先発起用を明言した。勝利を計算していた6日のニュージーランド戦を引き分けたなでしこジャパンは8日、秦皇島内で約1時間半の練習を実施。残り約45分を非公開としながら、練習後に指揮官自ら主将の起用を明かす異例の対応で、過去19戦未勝利の米国戦へ臨む。
練習を非公開にしたのだから、先発を明かす必要などなかった。しかし、佐々木監督は報道陣に問われる前に初戦に温存したDF池田の先発起用を明かした。「次(米国戦)は池田を登場させるつもりです」とキッパリと言い切った。
ニュージーランド戦ではフィードが得意なDF矢野をセンターバックに入れ、岩清水とコンビを組ませた。しかし、米国相手には最終ラインのコントロールが鍵を握り、GKとDFの連係が重要になってくる。チームスタッフは「池田を初戦に休ませるのは初戦の2日ぐらい前から決まっていたこと」と説明した。
04年8月20日。アテネ五輪の準々決勝米国戦で磯崎(池田の旧姓)は先発フル出場した。ポジションも同じセンターバック。1-1で迎えた後半14分、完ぺきにラインコントロールしてオフサイドを取ったと思ったが、副審の旗が上がらず、決勝点を奪われた苦い経験がある。池田は「気持ちが伝わるプレーをしたい。結果を残したい」とリベンジを誓って今回の五輪に臨んでいる。
初戦でノルウェーに敗れ、米国はあとがなくなった。佐々木監督は「相手にスペースを与えたくない。米国は日本がボールを動かすところを狙ってくる。セーフティーに行きたい」。その鍵を握る池田を軸に前半は耐え、後半に勝負をかけるプラン。20戦目での米国戦初勝利、1450日ぶりの五輪での対戦でリベンジとなれば、なでしこジャパンの1次リーグ突破が手に届くところにくる。
[2008年8月9日7時34分 紙面から]
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