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反町日本終戦「分厚い紙一重」/サッカー

1次リーグ敗退が決まり本田圭はピッチに倒れ込み頭を押さえ動かなかった
1次リーグ敗退が決まり本田圭はピッチに倒れ込み頭を押さえ動かなかった

<北京五輪・サッカー:ナイジェリア2-1日本>◇10日◇男子1次リーグB組

 【天津(中国)=山下健二郎、奈島宏樹】反町ジャパンが、不完全燃焼のまま散った。男子サッカーの日本五輪代表が、1次リーグ第2戦でアフリカの強豪ナイジェリアに1-2で敗れた。序盤から積極的に攻撃を仕掛けて決定機を演出しながら決め切れず、相手のスピード攻撃を防げず2失点。後半34分に、途中出場したFW豊田陽平(23=山形)のゴールで一矢報いるのがやっとだった。日本は2連敗で、13日の最終オランダ戦(瀋陽)を待たず、2大会連続の1次リーグ敗退が決定した。

 反町監督はベンチに深く腰掛け、雨にぬれたメガネをゆっくりとハンカチでぬぐった。チーム発足から2年、幾多の試練を乗り越えて迎えた世界舞台。「悔いはない。国民の期待には応えられなかったが、彼らを信じて気持ちを1つに戦ってきた。そのことは、メダルにも相当するはず」。心を落ち着かせピッチに向かうと、倒れ込んだ選手たちを促し、会場を1周して4万観衆にあいさつした。

 勝負をかけた。引き分けなら最終オランダ戦で1次リーグ突破の可能性が残るが「勝ち点1でも厳しい。待って死ぬなら、飛び込んで死ぬしかない」と勝利の2文字だけを求め、選手をピッチに送り出した。試合開始早々の前半6分、左サイドを駆け上がった安田のクロスに谷口が飛び込む。同32分にも森重のサイドチェンジで安田がオーバーラップ。再び左クロスに谷口が合わせたが、シュートはGK正面を突いた。チャンスはつくっても、決めきれない。チームが2年間苦しんだ課題が、世界との明らかな実力差。「紙一重の差だったかもしれない。でも、その紙は分厚かった」。内田の言葉が、選手たちの素直な思いだった。

 後半13分、相手4選手のスピードに乗ったパス交換にマークが乱れ、先制点を献上。反撃に転じた同29分にはカウンター攻撃から追加点を許した。2年間で鍛え上げた運動量と団結力をもってしても、北京世代が出場した05年ワールドユース(現U-20W杯)で準優勝し「総合力では世界最強」と言われたアフリカの強豪を打ち崩せなかった。主将を務めた水本は「完ぺきに抑えないと勝てない。世界にはもっとすごいFWがいる」と力負けを認めた。

 実力で劣るなら、チームとしての成熟度を上げないと勝負できない。しかし、五輪を軽視する世界の流れに苦しんだ。W杯予選やJリーグの影響でベストメンバーをそろえた強化が遅れた。欧米の強豪との対外試合が実現したのは、今年の5月末から。ある選手は「自分も含めて、軸になる選手がいなかったし、出てこなかった。もっと戦えた」と言う。オーバーエージで招集するはずだった大久保もクラブの強い反対で断念。同じく、中盤の核として期待した遠藤も体調不良で辞退。すべての力が、北京へ結集しなかった。

 40年ぶりのメダルは、ロンドン大会へ持ち越された。だが、悔しさを財産に変える戦いが待つ。「日本の意地を見せて、勝ち点3とともに解散させたい」。反町ジャパンが意地の1勝を狙う。【山下健二郎】

 [2008年8月11日8時56分 紙面から]


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