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なでしこがドイツに敗れ銅逃す/サッカー

後半24分、ドイツに先制点を許しぼう然とする日本の選手
後半24分、ドイツに先制点を許しぼう然とする日本の選手

<北京五輪・サッカー:ドイツ2-0日本>◇21日◇女子3位決定戦

 なでしこの花が、夢実現の1歩手前で散った。サッカー女子の日本代表が、3位決定戦で世界ランク2位(日本は10位)のドイツに0-2で敗れた。MF沢穂希(29=日テレ)を軸に、何度も決定機をつくり、今大会を最後に代表を引退するDF池田浩美(32=TASAKI)ら守備陣も体を張って善戦。が、体格と個人能力に優れた強豪に、後半の2失点で敗れた。68年メキシコ五輪男子の銅以来、40年ぶりのメダルは逃したが、女子史上最高のベスト4。夢は12年ロンドン五輪に持ち越しとなった。

 雨脚の強まる北京の空をにらみつけても、あふれる涙をこらえ切れなかった。五輪に別れを告げる笛の音が響き渡ると、MF宮間は頭からピッチに突っ伏した。DF池田から「今までありがとう」と声を掛けられると、MF阪口は両腕を腰に当てたまま人目もはばからず号泣した。81年の女子代表創設から28年目で、女子五輪最高の4位。胸を張ってよかった。でも、悔しかった。

 68年メキシコ大会の男子銅以来、日本サッカー界にとって40年ぶりの快挙は目前だった。「試合が終わったら、もう走れないぐらい、走りたい」。なでしこの黄金期を支えてきた代表歴14年のMF沢が、思いの丈をぶつける口火を切った。前半22分、宮間の右CKに駆け込んで右足でボレー。惜しくもゴール枠内で守っていたDFを直撃したが、過去通算6戦全敗の強豪に立ち向かう仲間たちを奮い立たせた。同28分には宮間のFKを沢が頭で折り返すと、後方から飛び込んだ阪口が右足を振り抜いた。

 4年前、沢1人だったプロ契約選手も、今大会はメンバー18人中6人。環境は少しずつ改善されつつあるが、男子のような高額年俸は望めず、常に生活に不安を覚えながらもサッカーを続けてきた。「女子サッカーの発展のために」。メダルの先にある夢こそ「なでしこの伝統」だった。「女子は五輪で結果を出さないと変わらない」(宮間)。全員が大会期間中、指のツメを五輪色にマニキュアで彩り、ピッチに立った。

 だが、世界トップ3の牙城は堅かった。後半24分、相手のサイドチェンジにマークが追いつかず先制点を献上。42分には屈強なドリブル突破を2人がかりの守備でも止められず、追加点を許した。今回を最後に代表を去る池田の花道を飾ろうと誓っていただけに、近賀が「攻撃的な私がサイドバックになって、負担をかけていた。支えてくれてうれしかった」と話せば、安藤も「大会を通じて引き継いだものがたくさんあります」と唇をかんだ。

 手が届きそうだったメダル。池田は「私は(代表で)12年間かかって、ここまで来た。米国やドイツに、もしかしたら勝てると初めて感じた大会だった」とうなずいた。沢も「強豪との壁は、まだまだ厚い。4年後はもっとハードルが上がると思います。ここまで結果を出したのだから」と顔を上げた。なでしこが、夢の続きを4年後のロンドンに託し、晴れ舞台に幕を下ろした。【山下健二郎】

 [2008年8月22日8時45分 紙面から]


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