平山が練習試合で2発、アジア杯反面教師

- 平山(左)は神戸との練習試合で1点目のゴールを決める。右は神戸DF小林
アジア杯の教訓を生かせ! U-22(22歳以下)日本代表のFW平山相太(22=東京)が合宿最終日の29日、J1神戸との練習試合2試合のうち、U-21チームを相手に2得点を決めた。味方のパス回しに合わせた動きだしで、いずれもスルーパスを右足で蹴り込んだ。前日28日のアジア杯3位決定戦で韓国から得点を奪えず敗れたオシムジャパンを反面教師に、チーム最多8本のシュートを浴びせて勝利に貢献。同代表は今日30日、4カ国トーナメント出場のため中国入りする。
中盤まで下がって味方のパスをさばいた平山が、すぐに相手DF陣の裏へ駆け出した。一進一退の攻防が続いていた前半40分、想定通りMF高柳からの縦パスがきた。「うまくフリーになれた。あとはコースを狙うだけ」。右足親指の根元でボールの弾道を低く抑えて先制弾を蹴り込んだ。
この日の平山は積極的だった。チャンスと思えば遠めからでも狙った。初招集のMF梅崎ら周囲との連係もスムーズだった。後半終了間際にも先制点と同じ形で2点目。1試合で計8本のシュートを放った。反町監督も「明日の新聞で大きく書いてやってよ」と満足げに笑みを浮かべた。
前日28日の練習後、神戸市内の宿舎でアジア杯3位決定戦の中継を見た。ゴール直前まで圧倒的に攻めながら、シュートよりもパスを選択した日本代表の攻撃が印象に残った。「やはりシュートを打っていかないと得点は入らない」。韓国にPK戦の末に敗れたことはショックだったが、いい意味で反面教師になった。
この日はもう1つ発奮材料があった。五輪アジア2次予選で6戦5得点の実績を残していたが、この日の練習試合はサテライトチームが相手の1戦目。事実上の「控え扱い」だった。東京では今季リーグ戦6試合無得点。4月以降は控えに甘んじて計24分間の出場だけ。J1での不振が代表にも影響した。試合前から「自分のプレーを出していきたい」と燃えた。
3日間の神戸合宿と8月1日開幕の4カ国トーナメントは、8月22日からの北京五輪アジア最終予選へ向けた戦力テストの場になる。今日30日からの中国遠征では、最終予選直前での親善試合が控える。「ヘディングでも決めたい」という平山。ゴールへのどう猛さを内に秘め、五輪開催地へ乗り込む。【山下健二郎】
[2007年7月30日9時24分 紙面から]
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