反町日本逆転負けで2位転落/五輪予選

- DF青山直晃(中央)ゴール。左MF本田圭佑、右MF青山敏弘
<北京五輪最終予選:カタール2-1日本>◇C組◇17日(日本時間18日)◇ドーハ
【ドーハ(カタール)=山下健二郎、奈島宏樹】まさか…、日本がカタールに敗れて北京五輪から遠ざかった。前半43分にDF青山直晃(21=清水)のゴールで先制した日本だが、後半32分から失点して1-1。終了直前の後半ロスタイムにPKを決められ、1-2で今予選初黒星を喫し、C組2位に転落した。4大会連続の五輪出場権獲得がピンチとなり、反町康治監督(43)の解任騒ぎが再燃するのは必至。14年前の「ドーハの悲劇」が再び日本を襲った。
試合終了を告げる笛の音が響き渡ると、反町監督はぼう然とピッチを見つめた。2次予選から10試合目にして、初めて喫した黒星。勝って五輪出場に王手をかけるはずの一戦は一転、最終戦までもつれ込む、いばらの道へと変わった。顔を覆い、ひざから崩れ落ちる選手たちに、指揮官も即座にかける言葉がなかった。
敗戦への予兆はあった。前半7分、相手ゴール前で放った柏木のFKがDFの壁を直撃。こぼれ球を拾われると、カウンター攻撃からの右クロスを許して、決定機を与えた。27分にも右サイドをえぐられ、DF青山直がペナルティーエリア内でファウルすれすれのチャージ。前半43分、左CKからのこぼれ球を青山直が押し込んで先制点は奪ったが、カタールの強じんさとスピードに圧倒された。
この日は出場停止の本田拓に加え、梶山も左足骨折で戦線離脱。主力ダブルボランチを一度に欠いたうえ、13日の練習試合・U-22韓国戦で青山敏も右足を打撲。先発出場にはこぎつけたが、万全な状態には程遠い。さらに、突破力と前線からの守備を得意とするFW岡崎も合宿中の故障で帰国。反町監督は「クオリティーの高い選手がいるので、心配はしていない。こういう状況でも慌てないようチームをつくってきた」と選手たちを信じてピッチに送り出したが、最終予選の前半戦3試合すべてを完封した鉄壁の守備陣が、徐々にほころび始めていた。
前半に築いた1点のリードが、チーム全体を守勢に回らせた。反町監督は後半開始から水野に代えて、ボールキープ力の高い家長を投入。中盤の支配力を高めて、後方からの押し上げを図ったが、選手の足は止まったままだった。同5分には本田圭のドリブル突破から家長が左足でシュート。16分には柏木が相手ゴールに迫って右クロスを上げたが、前線の人数が足りずに追加点を奪えなかった。
流れは、次第にカタールへと傾いた。後半32分、右CKから途中出場の16歳MFアルヘイドスに同点弾を決められると、終了間際のロスタイムにPKを献上して勝ち越しを許した。「五輪の本番でも通用すると思いたいのなら、カタール戦でつまずくわけにはいかない」。本田圭が代弁した選手たちの自信は、崩れた。
予選C組で2位に転落。11月にはベトナム(ハノイ)、サウジアラビア(国立)との2連戦が控える。4大会連続の五輪切符獲得へ、仕切り直すしかない。
[2007年10月18日9時16分 紙面から]
最新ニュース
- FW李らU22メンバーが帰国 [18日23:25](写真あり)
- 反町監督へ全面支援を川淵キャプテン明言 [18日14:59]
- 反町監督は残り2試合も指揮/五輪予選 [18日09:01](写真あり)
- B組韓国は勝ち点10/五輪予選 [18日09:16]
- 混戦C組、日本は連勝しかない/五輪予選 [18日09:02]
- 日本、ドーハで再び悪夢/五輪予選 [18日03:28](写真あり)


