U22代表安田が右太もも裏故障で代表辞退

- 後半、ヘディングで競り合う千葉の水野とG大阪の安田(左)(共同)
反町ジャパン期待の「左の翼」が、決戦を目前にもがれた。U-22(22歳以下)日本代表DF安田理大(19=G大阪)が11日、右太もも裏の故障で、代表を辞退。北京五輪アジア最終予選ベトナム戦(17日・ハノイ)と同サウジアラビア戦(21日・国立)の出場が絶望となった。明大DF長友佑都(21)が追加招集された。3日のナビスコ杯決勝でMVPに輝き、攻撃の切り札として先発出場が期待されていた矢先のアクシデント。今日12日にベトナム遠征へ出発する同代表が、いきなり逆風にさらされた。
嫌な予感が、的中してしまった。安田は以前から右太もも裏に違和感を訴えていたが、前日10日の千葉戦で症状を悪化させ、この日、大阪・茨木市内の病院で精密検査を受けた。「筋膜炎で全治約10日間」と診断され、Jサテライトリーグを視察中の反町監督に報告。折しも、報道陣から本田拓や水本の状態を質問されていた指揮官は「それよりもっとケガ人が出るかもしれない」と言葉をのみ込んだ。最も避けたかった事態が、起こってしまった。
予選C組2位で、最終戦に強豪サウジアラビアとの対戦を控える日本にとって、ベトナム戦は大量得点での快勝が目標となる。最終予選4試合でセットプレーからの3得点しか奪えておらず、突破力と精度の高いクロスが武器の安田への期待は大きかった。ナビスコ杯で決勝ゴールを挙げてMVPを獲得し、7日に行われたU-22代表候補合宿の練習試合、順大戦でも主力組に入って得点機を演出。ベトナム戦での先発と最終予選初出場を視界にとらえていた。
安田に代わって追加招集された長友は、最終予選初招集。6月6日の五輪2次予選マレーシア戦で先制ゴールを挙げているものの、出場はこの1試合のみで経験が浅い。さらに本田拓、柏木も故障を抱えており、万全な状態とはいえない。反町監督は「シーズンを長くやっていれば、こういう事態は起こりうること」と冷静に話したが、負ければ五輪切符がかすむ一戦を目前に受けたダメージは大きい。反町ジャパンが、試練に立たされた。【山下健二郎】
[2007年11月12日9時41分 紙面から]
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