オシム監督の教え子2人輝く/五輪予選

- 前半41分、MF本田がチーム3点目となるPKを決める
<北京五輪最終予選:日本4-0ベトナム>◇C組◇17日◇ベトナム・ハノイ
オシム監督に鍛えられた2人が輝いた。水野と水本。千葉の誇る「ウォーターボーイズ」が、攻守の軸になった。まずは、水野が見せた。開始8分、FKでFW李の先制点をアシスト。「僕の球質は伸びるのでなく、手前で落ちる感じ。FWがそれを覚えてくれて良かった」。後半42分にも4点目を演出するなど、独特の弾道を描くFKでチームを波に乗せた。
水本は守備で支えた。赤いキャプテンマークを腕に巻き、センターバックとしてDFラインを統率。前半9分の接触プレーで鼻骨を骨折しながら、ベトナムを完封した。試合後、氷を鼻に当てた姿は痛々しかったが「オシム監督に比べれば何でもありません。次(最終戦)もやるしかない」と気力を振り絞った。
04年当時、オシム監督率いる千葉に同期入団。互いの存在を励みにして、主力へ成長した。水野は言う。「裕貴には、何にしろ1歩負けている。アンダー世代もJリーグもA代表も、デビューは全部、あいつが先。オレは、後ろからくっついていった。でも、あいつがすごく刺激になる」。
2人とも、何度となくオシム監督に怒られてきた。水野は、この日の出来について「流れの中のプレーが雑。今日のプレーじゃ、オシムさんにしかられます」と病床の恩師を思い浮かべた。「いい報告ができそうか?」と問われた水本は、表情を変えずに言った。「それは、五輪が決まってからだと思います。まだ途中です」。この程度で御大が喜ばないことは、2人が誰よりも知っている。
[2007年11月18日9時33分 紙面から]
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