なでしこ北京へ王手/女子五輪予選

- 前半、MF宮本(中央)は先制ゴールを決めスタンドに向かって手を振る
<北京五輪女子アジア最終予選:日本6-1韓国>◇A組◇3日◇国立
なでしこジャパンが2大会連続3度目の五輪出場へ王手をかけた。最大のライバル韓国に6-1と圧勝。3連勝で2位に勝ち点6差と独走態勢に入った。前半9分、日本女子代表初のママさん選手、MF宮本ともみ(28=伊賀)のボレーで先制すると前半だけで4ゴール。後半にはMF伊藤の大橋ジャパン通算100得点目などで加点した。次戦10日の韓国戦に勝ち、ベトナムがタイに引き分ければ日本の五輪出場が決まる。
右足を思い切って振り抜いた。前半9分、「ママさんボランチ」宮本が、先制ゴールを奪った。DF柳田のクロスに反応。ゴール正面PKマーク付近からやや後方に下がりながらボレーでゴール左に突き刺した。「久しぶりでうれしかった。あれでみんなの気持ちが楽になった」。ママとして初、自身1141日ぶりの得点(04年4月18日のアテネ五輪予選ベトナム戦以来)が、大量点を生んだ。
05年5月に長男耀大(ようた)くんを出産。昨年11月の親善試合オーストラリア戦でなでしこジャパンでは初めて「ママ」として代表復帰を果たした。「それが一番、自然だから」(宮本)と協会、そして仲間、家族らの協力を得ながら耀大くんを合宿、試合に帯同しながらプレーを続ける。この日もスタンド観戦したチームのマスコットに「手を振りました」と試合後はママの顔も見せた。
チームは五輪予選を戦いながら、9月のW杯を見据えたチームづくりを進める。適度な距離で3選手がトライアングルをつくり、入れ替わりながらパスを回し、少ないタッチ数で相手ゴールに迫る。この日の韓国戦では随所に合宿の成果を見せた。3戦連発となるダメ押し点の沢は「3人目が動きだせた。日々、成長を感じています」と言った。
1次予選で格下台湾に敗れて強豪北朝鮮、オーストラリアと同組に入るのを避け、日本と同じA組に入った韓国を6得点で圧倒した。次は韓国とのアウエー戦。日本が勝って、ベトナムがタイに引き分ければ日本の北京行きが決まる。沢は「アジアじゃなく世界を意識してレベルアップしていかないと」と先を見据えた。【岡本学】
[2007年6月4日9時22分 紙面から]
最新ニュース
- 韓国監督「完全な敗北」/女子五輪予選 [4日09:23]


