坂井完投で日本が台湾下す/ソフトボール

- マウンドで笑顔を見せる先発の坂井(左)ら(撮影・黒川智章)
<北京五輪・ソフトボール:日本2-1台湾>◇13日◇1次リーグ
帰ってきたベテランが味を出した。坂井は被安打6で、要所を締めて1失点完投。「本当は無失点に抑えたかった。いいところは全然なかった」と言うが“引退時”に磨いたドロップでゴロの山を築いた。
シドニー五輪で代表落ちした悔しさをアテネ五輪で晴らし、引退した。スポーツ用具メーカーに勤め、ソフトボールの指導で全国を回った。中学生にドロップを教えながら、逆に生徒の投げ方にヒントを得た。06年秋、北京五輪を最後にソフトボールが五輪競技から除外されることを知り「次の世代に何かを残したい」と現役復帰を決めた。
「アテネでは自分のためという思いだったけど、今回はいろんな人のおかげでここにいるという感謝の気持ちで投げている」と力を込める。斎藤監督は「もう少し打線のつながりが欲しい中、よく投げてくれた」とたたえた。
打っては馬渕が2試合連発となる先制ソロ。「追い込まれていたので、多少ボールでも気持ちで振った」と左翼フェンスぎりぎりに放り込んだ。「日本は守備力に比べて打力が弱い」と評される中で、適時打を放った山田とともに主軸2人で存在感を示した。
[2008年8月14日8時35分 紙面から]
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