斎藤監督4度目で悲願の金/ソフトボール

- 金メダルを獲得した日本の選手は斎藤監督を胴上げ(AP)
<北京五輪・ソフトボール:日本3-1米国>◇21日◇決勝
斎藤春香監督(38)が4度目の五輪で悲願の金メダルを手にした。「自分は銀が最高だったけど、この子たちには金を取らせたかった」と声をつまらせた。
突然の監督就任要請だった。コーチで臨んだ06年9月の世界選手権後、12月に井川英福監督(63=現総監督)が辞任。「日本協会からお話があり、正直悩みました。まだ早すぎると…」と思ったが「ソフトボールが好きで、北京五輪で一度競技がなくなる」という理由から受諾した。
96年アトランタ五輪から3大会連続で「主軸」を担った強打者が、監督として「守りのチーム」を目指した。一方、徹底して選手の声を聞いた。「話し出すと止まらない」という打撃理論をぶつけ合った。上野とは調整法について何度か衝突した。腹を割った話し合いこそ、結束を強める近道と信じた。
最後の1点はこん身のさい配でもぎ取った。7回1死二、三塁。スクイズのようなエンドランで2点差として、上野を後押しした。酒豪なのに「大会が終わるまでは飲みません」と話していた。38歳の若き指揮官は選手と一緒に成長。「世界一の監督」になって、大好きな日本酒を「美酒」として飲むときが訪れた。
[2008年8月22日9時14分 紙面から]
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