鉄腕エース上野の国・高崎でパレード
北京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表のエース上野由岐子投手(26)らの所属先がある群馬県高崎市で、9月中下旬に凱旋(がいせん)パレードが行われることが22日、分かった。上野ら6選手はオープンカーに乗り込み、JR高崎駅前から市役所まで約700メートルの大通りをパレードする。市では数万人規模の人出を予想している。上野らが所属するルネサス高崎では週明けに凱旋式を行うことが決まった。
高崎市には、エース上野をはじめ乾絵美、峰幸代の両捕手、三科真澄内野手の4人が所属するルネサス高崎と、坂井寛子投手、広瀬芽内野手が所属する太陽誘電の群馬営業所の2社がある。地元選手の歴史的快挙達成に沸く市は早くも、凱旋パレードの実施を決めた。パレードコースはすでに決定しており、来月中下旬の平日を候補として日程の最終調整に入っている。
コースは、JR高崎駅西口から市役所まで約700メートル。シティホテルや銀行、保険会社のビル、ファミリーレストランなどが並び、市民からは「シンフォニーロード」の愛称で親しまれている合計4車線の目抜き通りだ。パレード当日は、6人の選手がオープンカーに乗り込み、駅前から出発。沿道の市民の声援や拍手に応えて手を振りながら市役所までゆっくりと行進していく予定だ。市役所では市長をはじめ職員が選手たちを出迎え、金メダル獲得を祝福する。
高崎市では、00年にシドニー五輪でソフトボールが銀メダルを獲得した時にもパレードを行った。沿道を市民約2万人が埋めたが、今回は上野の大活躍で、宿敵米国を破り、悲願の金メダルを獲得。北京で681球を投げ抜いた上野は今や国民的スターだ。盛り上がりは比べようもなく、市スポーツ課も「遠方から来られる方も含め前回をはるかに上回る人出と盛り上がりが予想されます」と話している。
選手の所属先も祝福セレモニーを予定している。選手たちは23日に帰国して高崎市に戻る予定。上野が所属するルネサス高崎では、社屋に金メダル獲得を祝う垂れ幕を掛け、社内にも金メダル獲得を報じる新聞各紙を掲示するなど快挙に沸いている。週明け25日の始業前には、従業員総出の凱旋式を行う。また9月6日のリーグ戦再開の前に祝勝会も開く予定だ。ソフトボール部事務局は「取材の申し込みも殺到していてなかなか予定が決まらない状況。社内の表彰などもこれから検討していくことになると思います」としている。
[2008年8月23日8時15分 紙面から]
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