北島君の泳ぎには「タメ」が足りない
2008年4月17日
<競泳日本選手権2日目>4月16日
この日の北島君の泳ぎには「タメ」が足りなかったように感じます。平泳ぎは手足のかきの微妙なタイミングの違いで、記録が大きく変わってくる。あとコンマ数秒のタメがあれば、より前方の水をキャッチすることができたと思います。準決勝ぐらいの余裕を持って最後の15~25メートルを泳いでくれれば、日本記録も見えてくると思って期待していたので残念でしたね。
水中でのタメは地上でいえば、ジャンプの動作と似ています。ジャンプする時に、適度な時間と角度でひざを曲げると、よく跳ぶことができます。でもずっと曲げ続けたり、曲げすぎたりしてもジャンプ力は落ちてしまいます。微妙な感覚が重要なんです。優勝や代表権獲得が当たり前の中、プロとして周囲を満足させるには、日本新や世界新を出すしかない状況。それが焦りを生んだのではないでしょうか。(ロサンゼルス五輪女子200メートル平泳ぎ4位)




