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別の競技を同じ競技に

2008年8月15日

 平泳ぎの2種目連覇には大きな価値があります。スピード重視の100メートルとスタミナ重視の200メートルはまったく別の競技なんです。200メートルでは、100メートルのライバルに浮上したダーレオーエン選手が予選落ち、ハンセン選手は五輪選考会の時点で落選しています。

 北島選手の偉大さは、その「別の競技」を「同じ競技」にしたことです。持ち前のストロークの少ない、大きな泳ぎは200メートル向きでしたが、同じ泳ぎで100メートルでも結果も出せるようにしました。その裏には過酷な肉体強化によるパワーアップがありました。

 もっとも平泳ぎはパワーだけでは通用しない種目です。ただ強く手をかいて、足をキックしても速くはなりません。腕、足のパワーが増せば、抵抗が大きくなります。微妙なバランス感覚が命なのです。自分もそうでしたが、1度フォームを崩すと、立て直すのはとても難しい。その最も難しい平泳ぎで2種目制覇。北島選手の泳ぎは「芸術品」といえるでしょう。(ロサンゼルス五輪女子200メートル平泳ぎ4位)

長崎宏子(ながさき・ひろこ)

 1968年(昭43)7月27日、秋田市生まれ。川尻小6年時の80年に日本選手権200メートル平泳ぎで優勝し、幻のモスクワ五輪代表に。84年ロサンゼルス五輪では100メートル平泳ぎ6位、200メートル4位。88年ソウル五輪では予選落ちだった。
 85年からエルサリート高-カリフォルニア大バークレー校-ブリガムヤング大と米国留学。92年に日本オリンピック委員会(JOC)職員となり、93年には国際オリンピック委員会(IOC)本部に研修留学した。スポーツコンサルタントとして活躍中。




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