北島メドレーリレーで銀以上狙う

- 日本新記録をマークした北島(右)、藤井(左)ら(共同)
北島康介(25=日本コカ・コーラ)が、有終の「アテネ超え」を狙う。競泳男子400メートルメドレーリレー予選に、背泳ぎ宮下、バタフライ藤井、自由形佐藤とともに出場。予選1組目でオーストラリアにわずか0秒05差の2位、全体では3位で通過した。第2泳者としてトップに立ち、3分32秒81の日本新に導いた。すでに2大会連続平泳ぎ2冠を達成。17日の決勝ではアテネ五輪3位のこの種目で2位以上、世界選手権と合わせて5大会連続のメダルに挑む。
前人未到の2大会連続2冠から一夜明けても、北島の集中力が途切れることはなかった。世界を制した大きな泳ぎで、グイグイとオーストラリアに迫った。宮下から0秒55差の2位で引き継いだ順位は、前半50メートルをターンし、水面に浮き上がった時には並んでいた。そこから突き放し、逆に0秒51リードの首位で藤井につないだ。アンカーの佐藤がオーストラリアに抜き返されたが、全体首位の米国ともわずか0秒06差。「アテネよりいいメダル? もちろん。記録をもっと上げて(藤井)拓郎を気持ち良く泳がせてあげたい」と、力強く言い切った。
競泳最終日最終種目のメドレーリレーは、総合力を競う各国の威信をかけた戦いだ。日本は世界選手権で03、05年銅、07年銀、アテネ五輪も銅メダル。すべてに貢献してきた北島は「ずっとメダルを取ってきた種目だし、思い入れは強い。レベルは高いし、厳しい戦いになる。最後は1人ひとり、どれだけメダルが欲しいかで変わってくる」と、この種目初出場の3人を鼓舞している。
米国のフェルプスら、各国は予選に出場しなかった選手も多く、さらにハイレベルな争いが予想される。だが、この日まで7日連続でレースに出場した北島がようやく16日に休養日。体力を回復させ、予選で0秒54更新した日本記録を、さらに縮めにいく。07年世界選手権では、米国が引き継ぎ違反で失格になるなど、何が起こるか分からないのもリレー種目。8冠に王手をかけて臨んでくると予想されるフェルプスの偉業を、北島が止めるかもしれない。【高田文太】
[2008年8月16日8時34分 紙面から]
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