日本7大会連続メダルへ3位/シンクロ

- 軽快な演技を見せる原田(右)、鈴木組(撮影・蔦林史峰)
<北京五輪:シンクロ>◇18日◇デュエットテクニカルルーティン
シンクロナイズドスイミング日本代表が、メダル圏内で滑りだした。デュエット・テクニカルルーティン(TR)で鈴木絵美子(26)原田早穂(25=ともにミキハウス)組が48・250点とロシア、スペインに次ぐ3位につけた。水着、曲、振り付けとも公式戦初披露。元日本代表ヘッドコーチの井村雅代氏が指揮するライバル中国ペアを、そのホームで0・166点差で抑え、同競技五輪7大会連続メダルに向け、好発進した。19日にフリールーティン(FR)予選、20日に決勝に挑む。
オレンジ色の水着をまとい、鈴木と原田が観衆を魅了した。最初の浮き上がりで、腰から下が水面から飛び出した。170センチ台が当たり前のライバル国ペアに対して、2人とも160センチ台後半。小さなサイズに見えないスケールの演技で中国大応援団を黙らせ、3位発進だ。
デュエット、チームとも銀メダルに輝いた04年アテネ五輪までと状況が一変した。日本を過去6大会連続メダルに導いた井村氏が“移籍”した中国が急成長。女王ロシア不在だった4月の五輪最終予選ではデュエットでスペイン、中国に遅れをとり、事実上“メダル圏外”の世界4位に転落した。悪いイメージを覆すため、5月から大改革に踏み切り、この日のTRは水着も曲も振り付けも全部ぶっつけ本番で披露した。
「3位争いのライバル」中国を抑えたことで、金子チームリーダーは「思い通りの位置につけた」という。しかし、油断はできない。ホームの追い風を受ける中国は、規定の足技で回転が大きく不足したというのに大幅減点とはならなかった。原田は「地元中国は断然有利だけど、それをはねのけるだけのパワーが、私たちにはあると信じている」。メダルを守る戦いが始まった。【高田文太】
[2008年8月19日9時19分 紙面から]
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