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鈴木、原田組が3位で決勝/シンクロ

華麗な演技を見せる日本の鈴木(右)原田組(撮影・PNP)
華麗な演技を見せる日本の鈴木(右)原田組(撮影・PNP)

<北京五輪:シンクロ>◇19日◇デュエットフリールーティン

 メダルは見えた! デュエット・フリールーティン(FR)予選で、日本の鈴木絵美子(26)原田早穂(25=ともにミキハウス)組がメダル圏内の3位となり、20日の決勝に進んだ。この日のFRは元日本代表ヘッドコーチ井村雅代氏率いる中国の■◆◆、■文文組と同じ48・500点。メダル争いのライバルとの“前哨戦”はドローとなったが、決勝に加算されるテクニカルルーティン(TR)の得点は0・166点リード。7大会連続メダル確保に前進した。

 会場の静けさが、逆に高得点を予感させた。プールから上がった鈴木と原田の目に飛び込んできたのは、仲間たちが喜ぶ姿だった。48・500点。中国の「加油応援」一色の会場で、メダル争いのライバル、井村氏率いる中国ペアと同点をたたき出した。

 予選のFR得点は、TR得点と違って、決勝の得点に加算されない。しかし、決勝のFRを判定する審判の心証に影響を与える“前哨戦”だ。日本は予選TRの持ち点が中国より0・166点多い。金子チームリーダーは「よく頑張った。シンクロで点数をひっくり返すのは難しい」。決勝でロシア、スペインに次ぐ最低3位に滑り込む手応えを得た。

 鈴木、原田組の課題で、五輪最終予選で水をあけられた芸術点が評価されたことも大きい。入水直後の高難易度のリフトに始まり、同調性を競う種目で、あえて2人の異なる動きを取り入れた。最後は20秒近く潜ったまま足技を連続。限界に挑戦した“力業”にも挑んだ。金子チームリーダーが「新しいことが評価されるか冒険だった」という内容で、中国を逆転した。

 技術点については、細かいミスが重なって中国に譲ったが、本来定評がある。

 7大会連続メダル確保へ、確かな手応えを得た。原田が「気持ちが緩んだ方が負ける」と言えば、鈴木も「メダルは使命」と気の緩みのかけらもない。金子チームリーダーは「同点とかは関係ない。自信を持ってやり抜かせたい」と、完全アウェーの空気にのまれなければ、逃げ切れると踏む。今大会の目標はチームとデュエットのメダル2個。当面の敵・中国を抑え、まずは1個をキープする。【高田文太】

※■は草カンムリに将の旧字体。

※◆は女ヘンに亭。

 [2008年8月20日8時55分 紙面から]


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ポーズとる鈴木と原田
[2008年8月24日] 
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