金子TL「井村さんとは心理戦だった」

- シンクロ金子正子チームリーダーは悔しい表情で中国に負けた原因を語る
シンクロナイズドスイミング日本代表の金子正子チームリーダー(TL=64)が、中国の井村雅代ヘッドコーチ(HC=58)とのメダル争いの心中を明かした。北京市内のジャパンハウスで24日、デュエットで銅メダルを獲得した鈴木、原田とともに会見。23日までデュエット、チームと2種目で中国と3位争いを繰り広げ、結果は1勝1敗。デュエットで勝ち、チームは敗れた。
「井村さんとは手の内を知り尽くした間柄。心理戦だった。この戦いは絶対に勝たないといけない。負けてたまるか、という思いだった」と語った。
それでも遺恨はないことを強調した。デュエット終了後に、井村HCから「おめでとう」と祝福された。前日のチーム終了後は逆に祝福しようとしたが、井村HCへの取材攻勢などでタイミングを逃したという。さらに「井村さんは私の姉妹のような人。ずっと一緒の部屋だったし、選手たちの成功を一緒に祈りもした」と明るい表情で続けた。
自身が直接指導したデュエットで勝ったが、若手コーチが指導したチームで敗れたことには「相手の方が1枚上手だった。コーチが上だった」と、素直に認めた。自身は日本水連シンクロ委員長の任期が切れる来年3月に一線を退く意向。井村HCやチーム、デュエットで銀メダルに輝いたスペインでコーチを務めた藤木麻祐子氏(33)に触れ「こうして流出していくのは寂しい」と静かに話した。
[2008年8月25日8時41分 紙面から]
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