外村痛恨4位、安全策が裏目/トランポリン

- 4位に入った外村の演技(共同)
<北京五輪:トランポリン>◇19日◇男子個人決勝
男子トランポリンで外村哲也(23=ザ・ビッグスポーツ)が痛恨の4位だ。「安全策」で決勝に臨んだが、ミスが響き39・80点で表彰台まで0・8点及ばなかった。体操でロサンゼルス五輪銅メダリストの父康二さん(50)に続く親子メダルはならなかった。
端正な顔をゆがめ、両手で頭を抱えた。メダルまであと1歩の4位。「悔しい。失敗した」。自分を責めた。序盤の3回連続の3回宙返りを4回連続に増やし、予選から難度点を0・5点上げる計画だったが、リスクを考えて断念。だが、10回の跳躍で2回、着地ゾーンを外した。予選と同じ40・70点を出していれば、銅メダルが手に入っていた。
親子メダルは逃したが「そういう意識では臨んでなかった」。むしろ友の無念とともに跳んでいた。ともに練習を積んだ世界ランク1位の上山が予選で落選。号泣する背中に、あえて声はかけなかったという。「でも自分の中で彼の気持ちも背負っていた」。思いはあと少し、届かなかった。しかし同競技では過去最高順位。まだ、4年後がある。「今度は100%の力を出したい」。涙はない。その瞳はすでにロンドンを見据えていた。【太田尚樹】
[2008年8月20日8時54分 紙面から]
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