日本が五輪出場へ王手/バレー

- 第2セット、強烈なスパイクを決める高橋(撮影・蔦林史峰)
<女子バレー・北京五輪世界最終予選:日本3-1ドミニカ共和国>◇21日◇東京体育館◇総当たりリーグ戦
日本が北京五輪出場へ王手をかけた。世界14位のドミニカ共和国の高さとパワーに技術とスピードで対抗。中でも高橋みゆき(29=NEC)がスパイクでチーム最多の15得点をたたき出す活躍を見せ、3-1の勝利に大きく貢献した。4連勝で勝ち点を8とし、同じ全勝のセルビアに続く2位の座をキープ。明日23日の韓国戦に勝てば4位以内が確定し、2大会連続10度目の五輪出場が決まる。
最後はチーム一の元気印、高橋がドミニカのブロックを打ち抜いた。左手のガッツポーズとともに、日本がついに北京に残り1勝と迫った。「とにかく1戦1戦、一生懸命に戦ってきただけ」。好不調があっても、常に気持ちと態度で、チームを引っ張った。この日も、自らの15得点で北京を引き寄せた。
シドニー五輪では最終予選で敗れ、地獄を見た。「バレーをやることの意味が分からなくなった」ほど落ち込んだ。アテネ五輪は出場権を獲得したが、本番では世界に通用しなかった。「ショックだった」。五輪でメダルを取るために、何かを変えないといけない。その思いで、05年8月から世界の強豪がプレーするイタリア・セリエAのビチェンツァで2シーズンプレーし、貪欲(どんよく)に世界のバレーを吸収した。
今年のクリスマスには30歳になるベテランの活躍で無傷の4連勝。初戦の強豪ポーランドに勝った後、格下にてこずり、この日もドミニカの強打に第2セットを落とした。柳本監督は「これが最終予選の怖さ」と話すものの、数字的には限りなく北京に近づいた。
それでも、主将の竹下は「(五輪出場を決めるまでは)どんなところから流れが変わるか分からないので、気を緩めずにいきたい」と話した。勝負事は、最後まで何が起こるか分からない。柳本監督も「ぜひ韓国戦で決めたい」と言葉に力を込めた。「1戦1戦強くなっている」(同監督)という勢いのまま、宿敵撃破で北京を取りにいく。【吉松忠弘】
[2008年5月22日8時54分 紙面から]
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