植田日本、堂々とブラジルへ/バレー

- 中国戦の第1セット、スパイクを放つ清水
<男子バレーボール・ワールドリーグ大阪大会:日本3-0中国>◇1次リーグD組◇19日◇大阪市中央体育館
こうなったら“自力”でブラジルへ行ってやる! 世界ランク12位の日本は同21位の中国にストレート勝ち。北京五輪で同組のライバルを圧倒して予選D組3位に浮上した。予選終了を待たず「予選2位のチームから選ぶ」というルールを無視してWL決勝ラウンド(23~27日、リオデジャネイロ)の主催者推薦枠に選ばれたことで混乱が広がっていたが、20日に同じ中国に勝てば同組2位で本来の資格を満たせる。すっきり勝ってドタバタ劇に終止符を打ちたいところだ。
もう腹は決めた。3-0で中国を退けた試合後。植田監督は鋭いまなざしで言い切った。「明日(20日)も勝って2位になれば、選手をブラジルへ連れて行くのは運命的なものになる。明日をしっかり勝ちたい」。正々堂々とWL決勝ラウンドへ乗り込む。独特の言い回しで決意を示した。
問題の発端は、国際連盟(FIVB)がルールを無視して主催者推薦を決めたことにある。「予選2位のチームから選ぶ」という規定を破り、予選終了を待たずに日本を選んだ。五輪直前の日程を狂わされ、指揮官は18日の会見で怒りをあらわにした。だが、20日の中国との最終戦に勝てば無条件で予選D組2位に浮上する。“自力”で規定を満たせば、モチベーションも違うはずだ。
この日はドタバタにも負けず、本番で同組の中国をたたきのめした。エース山本に代わりフル出場した清水がチーム最多の17得点。21歳の新星は「みんな『キツい』と言ってるけど、自分としては世界の強豪とやれるのはプラス。むしろラッキーです」と前向きだ。
派遣メンバーなど詳細について植田監督は「20日に話します」と結論を先延ばしにした。まずは目の前の試合に全力を注ぐ。勝つことが最善の解決策になると信じて。【太田尚樹】
[2008年7月20日8時56分 紙面から]
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