監督の悲劇乗り越え米国男子が金/バレー
<北京五輪・バレーボール:米国3-1ブラジル>◇24日◇男子決勝
バレーボール男子は、指揮官の悲劇を乗り越えた米国が金メダルを獲得した。開会式翌日の9日、マッカーチョン監督の義父が刺殺され、義母も重傷を負う事件が起きた。チームに衝撃が走ったが、監督のために選手は一丸となって団結して全勝で決勝進出。01年以降、五輪、世界選手権、W杯のタイトルを総なめにしてきたブラジルも撃破し、ソ連(現ロシア)と並ぶ最多3度目の五輪タイトルを奪取した。
第1セットはミス連発で失ったが、第2セットから反撃を開始。身長205センチのエース、スタンリーの強烈サーブなどでポイントを稼ぎ、先発6人の平均身長が2メートルを超す大型チームがパワーとスピードで王者ブラジルを圧倒。主砲のプリディは「偉大な相手だったが勝てると信じて戦った。」と気丈にチームをけん引した監督を見つめた。
マッカーチョン監督は複雑な心境で掲げられた星条旗を見つめた。初戦となる10日のベネズエラ戦は病院で義母を付き添ったが、第2戦(イタリア戦)から復帰。88年ソウル大会以来、20年ぶりのVを成し遂げ「優勝を喜ぶ気持ちと、起きた事件は取り返しがつかないという感情が込み上げた。選手、スタッフに感謝したい」と感極まっていた。
[2008年8月25日7時45分 紙面から]
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