負けて進化した吉田
2008年8月17日
吉田選手は完全アウェーの中で「チャンピオンの強さ」を見せてくれました。決勝はそれまでの3試合より動きが良かった。第1Pで「いける」と確信を持って、第2Pで「タックル→フォール」という本来の形で決めにかかりました。
連勝が止まったショックを乗り越えて、連勝中より強くなりました。持ち味のタックルを返されて負けた経験を生かし、返されるすきを作らないようにする成長の跡がうかがえました。タックルやタックルに入る前の動きのバリエーションを増やしたり、コンパクトな動きで相手をしっかり捕まえたり。この日の4試合は相手のお尻をマットにつけたり、腹ばいにして「タックル返し」の機会を与えない完ぺきな内容。この“すきのなさ”を続ければ、4年後も大丈夫でしょう。
伊調選手は決勝では力を出し切ることができませんでした。ポイントを失った場面も、いつもならしっかり対処できていたはず。これが五輪のプレッシャーだったのでしょうか。「姉妹で金」という思いは強かったでしょう。しかし2大会連続銀も、十分に誇れる結果だと思います。(世界選手権3度優勝)




