松永、判定覆り一転五輪切符/レスリング

- 55キロ級で優勝した松永(左)と66キロ級で3位の池松(共同)
<レスリング:アジア選手権>◇2日目◇19日◇韓国・済州島◇男子フリー55キロ級
フリー55キロ級で松永共広(27=綜合警備保障)が優勝し、北京五輪出場を決めた。梁栽■(韓国)との決勝は、2度のビデオ判定を挟む接戦。最終第3ピリオド(P)終了後、1度は相手の勝利が告げられたが覆り、男子フリー一番乗りで切符をつかんだ。同66キロ級の池松和彦(28=K―POWERS)も敗者復活戦で3位となり、規定により五輪出場が決定。本番では男子レスリング14大会連続メダル獲得を目指す。
1-1で迎えた第3Pは延長戦に突入した。松永は相手に右脚を持たれた圧倒的に不利な体勢から投げを放った。一瞬、あおむけになったため、審判は梁の勝利を宣告したが、ビデオ判定の結果、松永に勝利ポイントが入った。「負けたかと思った。本当にうれしかった」。第1Pを失った。第2Pはビデオ判定の末、残り15秒で4-4。松永は残り2秒でタックルでポイントを加え、逆転勝利につなげた。「相手の地元なので攻めた」と振り返った。
実家は静岡・焼津市に構える常照寺。少年のころから全国大会で何度も優勝した。「中学生ぐらいから五輪を目指すようになった」。大学で結果を残せなければ、仏門に入るつもりだったが、3年で全日本選手権優勝。代表を逃したアテネ五輪で同級の田南部が銅メダルを獲得。05年世界選手権は3位決定戦で敗れ、昨年は初戦で世界王者に敗れた。4年越しでつかんだ五輪切符に「もちろん優勝を目指したい」と断言した。
※■は薫の草かんむりなし
[2008年3月20日9時58分 紙面から]
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